薄毛カバーと両立するオールバックスタイル

投稿日2020年4月17日 投稿先 薄毛

薄毛を気にされている方にとって、ヘアスタイル選びは非常に悩ましい問題です。特にオールバックのような顔周りをすっきりと出すスタイルは、薄毛部分が目立ってしまうのではないかと避けられがちです。しかし、工夫次第では薄毛をカバーしつつ、スタイリッシュなオールバックを楽しむことが可能です。そのためのノウハウをいくつかご紹介しましょう。まず重要なのは、カットです。薄毛のタイプに合わせてカットを工夫することで、オールバックにした際の見た目が大きく変わります。例えば、生え際が後退しているM字型の薄毛の方であれば、サイドを短くし、トップに長さを残してボリュームを出すことで、視線を上に誘導し、生え際の薄さをカバーできます。いわゆるツーブロックスタイルやフェードカットなども有効です。頭頂部が薄いO字型の方の場合は、周囲の髪をある程度長く残し、それを上手く頭頂部へ流してカバーするスタイルが考えられます。この時、ただ乗せるのではなく、自然な毛流れを作ることがポイントです。次にスタイリングですが、ここでも薄毛カバーを意識した工夫が求められます。髪を乾かす際には、ドライヤーで根元をしっかりと立ち上げ、ボリュームを出すことが基本です。特にトップの部分は念入りに。スタイリング剤は、重たいジェルやワックスよりも、軽めのファイバー系ワックスやマット系ワックス、あるいはボリュームアップ効果のあるスプレーなどがおすすめです。これらを少量ずつ手に取り、髪全体に薄く馴染ませ、毛先をつまむようにして束感と動きを出すと、自然なボリューム感が生まれます。オールバックにする際も、きっちりと後ろになでつけるのではなく、少し遊びを持たせることが重要です。例えば、トップに高さを出したり、前髪を完全に上げきるのではなく少し斜めに流したりするだけでも、薄毛部分への視線を逸らす効果があります。また、パーマを軽くかけるのも一つの有効な手段です。髪に自然なカールやウェーブがつくことで、全体のボリュームが増し、薄毛が目立ちにくくなります。ただし、強すぎるパーマはかえって髪へのダメージになるため、美容師とよく相談しましょう。薄毛だからといって、おしゃれなオールバックスタイルを諦める必要はありません。自分の髪質や薄毛の状態を理解し、それに合ったカットやスタイリングを施すことで、薄毛カバーとオールバックの両立は十分に可能です。