薄毛お悩み解消ネット

2020年10月
  • 私のブリーチ後のはげる不安と対策体験

    円形脱毛症

    学生時代からヘアカラーを楽しむのが好きで、特にブリーチで髪を明るくすることに夢中でした。当時は「ブリーチを繰り返すと将来はげるよ」という周囲の声も、若さゆえかあまり気にしていませんでした。しかし、社会人になり、20代後半に差し掛かった頃、ふと鏡を見ると、以前よりも髪の分け目が目立つような気がし、シャンプー時の抜け毛も増えたように感じたのです。「もしかして、これまでのブリーチのせい…?」という不安が一気に押し寄せてきました。慌ててインターネットで「ブリーチ はげる」と検索すると、様々な情報が溢れていました。直接AGAの原因になるわけではないけれど、頭皮へのダメージは無視できない、といった内容を見て、これまでの自分の無頓着なブリーチ歴を猛省しました。特にセルフブリーチをしていた時期は、薬剤を頭皮にベッタリ塗ってしまったり、放置時間を守らなかったりといった無謀なことをしていた記憶があります。このままではいけないと思い、まず取り組んだのは、ブリーチの頻度を大幅に減らすことでした。そして、美容院でブリーチをする際も、必ず頭皮に保護オイルを塗ってもらうなど、できるだけ頭皮への負担を軽減するようお願いしました。また、自宅でのヘアケアも見直しました。頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーに変え、トリートメントで髪のダメージケアを念入りに行うようにしました。さらに、頭皮マッサージを取り入れ、血行促進を心がけました。食事や睡眠といった生活習慣にも気を配るようになり、髪に良いとされる栄養素を意識的に摂取するようになりました。すぐに劇的な変化があったわけではありませんが、数ヶ月続けるうちに、頭皮の乾燥やかゆみが軽減され、抜け毛も以前よりは落ち着いてきたように感じました。そして何よりも、髪や頭皮を労わる意識が芽生えたことが大きな変化でした。今でもおしゃれのためにヘアカラーは楽しんでいますが、以前のように無茶なブリーチはせず、頭皮と髪の状態を最優先に考えるようになりました。「はげるかもしれない」という不安を経験したからこそ、正しい知識とケアの重要性を痛感しています。ブリーチを楽しむためには、それ相応のケアと知識が必要なのだと、身をもって学んだ体験でした。

  • ドライヤーの熱風と薄毛への科学的視点

    抜け毛

    ドライヤーの熱風が頭皮や毛髪にどのような影響を与え、それが薄毛とどう関連するのか、少し科学的な視点から考察してみましょう。私たちの髪の毛は、主にケラチンというタンパク質で構成されています。タンパク質は熱に弱く、高温に晒されると変性してしまう性質があります。一般的に、乾いた髪は約130度、濡れた髪はさらに低い温度(約60度から70度)でもタンパク質変性が始まると言われています。ドライヤーの温風は、吹き出し口付近では100度を超えることも珍しくありません。もしドライヤーを頭皮や髪に近づけすぎたり、同じ場所に長時間当て続けたりすると、毛髪表面のキューティクルが損傷したり、内部のタンパク質が変性したりして、髪がもろくなる、パサつく、ツヤが失われるといったダメージを引き起こす可能性があります。薄毛の方は、既に髪が細くなっていたり、成長期が短くなっていたりすることが多いため、このような外部からのダメージはさらなる状態悪化を招きかねません。頭皮に関しても、高温の熱風は大きな影響を与えます。頭皮の表面温度が急激に上昇すると、水分が過剰に蒸発し、乾燥を引き起こします。頭皮が乾燥すると、バリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなったり、かゆみやフケが発生しやすくなったりします。また、毛穴周辺の皮膚が硬くなることで、健康な髪の成長が妨げられる可能性も指摘されています。さらに、極端な高温は毛根部の毛母細胞に直接的なダメージを与えるリスクもゼロではありません。毛母細胞は髪の毛を作り出す工場のようなものであり、ここがダメージを受けると、正常な発毛サイクルが乱れ、抜け毛の増加や発毛不良につながることが考えられます。ドライヤーの風量も関係します。強すぎる風は、髪同士を摩擦させ、キューティクルを傷つける原因になることがあります。一方で、適度な風量は、頭皮の表面温度を上げすぎずに水分を効率的に蒸発させるのに役立ちます。最近の高性能なドライヤーには、温度センサーで髪の表面温度を監視し、自動的に風温を調整する機能や、低温でも速乾性を実現する技術が搭載されているものがあります。これらの工夫は、髪への熱ダメージを抑えつつ効率よく乾かすことを目的としています。科学的にも、ドライヤーの温度管理や正しい使い方は、薄毛予防や頭皮・髪の健康維持に重要とされています。